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ドクターイエローT4編成は引退して、今どうなっているの?

答えJR東海のT4編成は2001年9月に運用を始め、JR東海MARKETによると2025年1月29日の検測を最後に役目を終えました。先頭の7号車は、リニア・鉄道館(名古屋市)で2025年6月14日から展示する予定だとJR東海が発表しています。車体のアルミはドクターSの屋根と側面にも使われます。[1][2][3][4]

T4編成のプロフィール

T4編成は、JR東海が持つ923形(車号923-7を含む)の編成で、製造は2000年です。リニア・鉄道館の車両展示ページには、700系をベースに製造された事業用の新幹線電車だと書かれています。[5]

JR東海によると、T4編成は2001年9月に運用を始め、2005年に登場したT5編成(JR西日本の所属)と交互に走って、東海道・山陽新幹線の東京駅〜博多駅間を検測していました。約10日に一度のペースで営業線を走りながら、電気設備や軌道設備の状態をチェックしていたと説明しています。[1]

JR東海MARKETの案内ページは、T4編成の車体が黄色い理由として、夜間の保守作業で目立たせるためと、駅に停まっているときにお客さまが間違えて乗らないようにするためを挙げています。最後の検測は2025年1月29日で、運用開始から約23年と4か月です。[2]

ドクターイエロー(923形T4編成)・東海道新幹線 浜松〜豊橋間(2021年9月5日撮影)
ドクターイエロー(923形T4編成)・東海道新幹線 浜松〜豊橋間(2021年9月5日撮影)。写真:MaedaAkihiko/CC BY-SA 4.0/Wikimedia Commons(改変:トリミング・縮小)

引退に向けてJR東海が案内したこと

JR東海は2024年12月12日、T4編成が2025年1月に検測走行を終える予定だと改めて案内し、引退に合わせた企画を発表しました。同じ発表の中で、東京〜博多間の検測は、T4編成の引退後もJR西日本所属のT5編成で続けること、T4編成の最後の検測走行の予定は知らせないことも書かれています。[6]

企画の1つ目は、2025年1月24日の体験乗車です。品川駅に集合して新大阪駅で解散する行程で、定員は50名、旅行代金は39,000円(おとなもこども同額)、申し込みにはEXサービス会員への登録が必要と案内されました。[6][7]

2つ目は、2025年2月1日にJR東海の大井車両基地で行う「おそうじ体験」です。検測を終えたT4編成の車体の側面をきれいにする体験で、定員は約200名、旅行代金はおとな2,000円・こども1,000円と案内されました。[6]

3つ目は、サントリー「BOSS」との企画です。T4編成の車体を原料にした「東海道新幹線再生アルミ」でワッペンを作り、それを付けた限定のジャンパー30着を、TOKAI STATION POINTアプリの応募でプレゼントするというものでした。応募期間は2025年1月14日から2025年2月10日までと案内されています。[6]

引退のあと:7号車がリニア・鉄道館へ

JR東海は2025年1月15日、T4編成を廃車にするのに合わせて、7両のうち先頭車の7号車を1両、リニア・鉄道館に展示すると発表しました。展示の場所は、それまで922形T3編成の7号車を展示していた場所と同じです。[1]

展示の日程は、2025年3月28日の発表で具体的になりました。T3編成の展示終了は2025年5月26日、T4編成の展示開始は2025年6月14日です。2025年6月7日にはT4編成の搬入体験、2025年6月14日の午前11時からは除幕式と運転台の公開が予定されると案内されました。搬入体験の定員は40名です。[3]

2025年6月14日の除幕式のあと、T4編成の外観と、車内のうち添乗員室とデッキが公開される予定だと、同じ発表に書かれています。車内に入れる範囲は限られている、ということです。展示の整備は、JR東海の浜松工場が担当し、搬入の日に館長へ引き継ぐ式が予定されていました。[3]

文春オンラインは2025年2月28日の記事で、2025年2月20日にT4編成が浜松工場へ移されたと伝えています。最後の検測のあとは、大井車両基地に待機していたとも書かれています。[8]

リニア・鉄道館は、2026年2月27日にJR東海が発表した春のイベントの案内の中で、こどもパスポート所有者の限定企画として、ドクターイエロー(T4)の運転台公開を案内しています。日程は2026年5月5日と2026年5月6日、時間は各日午前10時から午後5時までで、運転席に座れる企画です。[9]

JR東海MARKETで案内されたT4編成の部品

JR東海MARKETには、T4編成の関連品をオークションに出品する案内ページがあります。出品が案内されているのは、車外の銘板(「東海旅客鉄道」「HITACHI」「日本車輌」の3種類)、3号車と5号車の観測ドームにあった観測台の椅子、4号車の軌道検測室にあった軌道測定状態表示器、1号車にあった黄色の鉛筆削り器の4種類です。[2]

観測台の椅子は、T4編成が700系をベースにしているため、座面の生地も700系のものだと書かれています。銘板は、1〜3号車が日立製、4〜7号車が日本車輌製であることから、種類があります。価格や日程、品物の状態は、2026年11月5日にこのサイトが確認した時点の案内ページには書かれていませんでした。[2]

車体のアルミは、ドクターSへ

JR東海は2026年4月16日、営業車検測装置を載せたN700Sの名称が「ドクターS」に決まったと発表しました。このとき、T4編成の車体に使われていたアルミ部材を水平リサイクルして、ドクターSの車体の一部(屋根部と側面部)に使うと説明しています。水平リサイクルとは、使い終えた製品を原料にして、同じ種類の製品に生まれ変わらせることです。[4]

ドクターイエローの役目を受け継ぐドクターSは4編成(各16両)で、検測機器の運用開始は2027年1月の予定です。[4]

関連するページ

出典

  1. JR東海 ニュースリリース「リニア・鉄道館 ドクターイエロー(T4編成)の車両展示について」(2025年1月15日・PDF)(2026年10月27日に確認)
  2. JR東海MARKET「ドクターイエロー(T4編成)」の案内ページ(2026年10月27日に確認)
  3. JR東海「リニア・鉄道館 ドクターイエローの入れ替え及びイベントの開催について」(2025年3月28日・PDF)(2026年11月5日に確認)
  4. JR東海 ニュースリリース「営業車検測装置を搭載した車両の名称・ロゴマークについて」(2026年4月16日・PDF)(2026年10月27日に確認)
  5. リニア・鉄道館 公式サイト「車両展示」(2026年11月5日に確認)
  6. JR東海「ドクターイエロー(T4編成)引退に伴うイベント等の実施について」(2024年12月12日・PDF)(2026年11月5日に確認)
  7. JR東海ツアーズ「安全を守るおしごとを学ぶ!ドクターイエロー(T4編成)体験乗車イベント」案内ページ(2026年11月5日に確認)
  8. 文春オンライン ドクターイエロー(T4編成)に関する記事(2025年2月28日)(2026年11月5日に確認)
  9. JR東海「リニア・鉄道館 春のイベント開催について」(2026年2月27日・PDF)(2026年11月5日に確認)